【Excel版】エンディングノート(終活ノート)

エンディングノートにおける「連絡先」の書き方

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この記事を書いた人
臼井 貴紀 Usui Kiki
臼井 貴紀 Usui Kiki

Hubbit株式会社 代表取締役社長。藤田医科大学客員教員。早稲田大学卒業後、ヤフー株式会社に新卒入社。営業、マーケティング、開発ディレクション、新規事業開発など幅広く担当。その後、ベンチャー企業に転職しAIを活用したMAツールの立ち上げを行った後、Hubbit設立。高齢者施設に3ヶ月住み込んだり、1日訪問看護ステーションに密着するなど、徹底的な現場主義タイプ。日本経済新聞、NHKおはよう日本、ABEMA PRIME等に出演。 ▼保有資格 終活カウンセラー FP エンドオブライフ・ケア援助者養成基礎講座修了

GoldenYears 編集部が作成したオリジナルのExcel版無料エンディングノートを入手していただいた方向けの、書き方見本のページです。

エンディングノートの書き方 全10項目

エンディングノートの書くべき内容の多さに圧倒される場合は、以下の記事で目的別に優先して書くべき事項をご紹介しております。もし、どの項目から書くべきかわからないという場合は以下の記事からお読みください。

エンディングノートってどれから書けばいいの? 目的別に優先事項をまとめました

早速、「連絡先」の書き方について見ていきましょう。

ここでは、自分に万が一、何かあった場合に、誰に連絡をしたいかを記載します。

自分の身に何かあった時に連絡が行くのは、ご家族や親戚などの血縁関係者になり、訃報をどうしたい等の意向を伝えていない場合は、その判断がご家族や親戚に委ねられます。

ご家族や親戚が交友関係を把握していないと、亡くなったことですら伝えることが難しくなってしまうので、万が一の場合、伝えたい相手がいる場合は、きちんとエンディングノートに記載しておきましょう。

まず、考えるべきこと

今、この記事にたどり着いてくださった方は、何かしらをきっかけに自分が亡くなることを想定し、準備をしようと思われた方だと思います。

死を身近に感じている人もいれば、そうでない人もいるかと思います。その中で、エンディングノートを執筆する点で、問いかけるべき問いは、以下です。

最期に話したい人は誰ですか?

「ありがとう」と伝えたい人はいますか?

自分が亡くなった時、そのことを伝えたい人は誰ですか?

誰に

前述の問いを踏まえて、「伝えたいな」と思った人の名前と連絡先を記入していきましょう。

直近は連絡していないため、連絡先がわからない場合は、所属していた団体名だけでもいいので、記入しておきましょう。同窓会名簿に、現在の所属と連絡先が掲載されている場合もありますので、これを機会に確認してみるのもいいかもしれません。

個人を特定できる情報としては以下が挙げられます。

  • 所属
  • 名前
  • 連絡先(メールアドレス、電話番号、住所のいずれか)

わかる範囲で、記載をしておきましょう。

どんな時に何を

希望に応じて、伝えるタイミングはご自身で設定をする形で問題はないですが、「何かあったとき」として連絡するタイミングとしては、以下の3つのタイミングが挙げられます。

✔︎余命宣告時
✔︎死亡時(葬儀前の直後)
✔︎死亡時(葬儀後のしばらく経ってから)

連絡したいと思った人はいつ何を連絡したいかを記載しておきましょう。

亡くなる前に、一度話したいのか?
亡くなったことを伝えたいのか?その場合、すぐ伝えたいのか?

亡くなったことを直後に伝える場合、連絡をした家族にお葬式への参列方法について尋ねられる場合がありますので、お葬式の希望方針についてもきちんと記載をしておきましょう。

sougi エンディングノートにおける「葬儀・埋葬の希望」の書き方

どうやって

どんな時に誰に何を連絡をしたいかが決まったら、どうやって伝えるかを決めましょう。

ざっくり言うと、依頼方法は2つあります。

  1. ご家族や身内、親しい方に頼む
  2. 専門業者に頼む(遺言執行者含む)

余命宣告時について何か伝えたいことがある人は、余命宣告を受けたという事実を把握できるご家族の協力は必須となります。

また、亡くなった時にだけ、家族に知られずに内密にしたいことがある場合、遺言執行者に頼むのも1つ手です。遺言執行者は遺言書で身内の方を指定する人も多いですが、士業などを指定することもできます。

対応してもらえる内容が依頼先によって変わってくるので、依頼できる内容は事前にきちんと確認しておきましょう。

参考 遺言執行者とは?仕事内容・選び方・必要なケースをわかりやすく解説相続弁護士ナビ

まとめ

エクセルに全情報を書き出すのは少し大変かもしれませんが、ご自身の身に何かあった場合、交友関係を把握するために、非常に重要となる資料となります。

冒頭に記載したように、これだけIT技術が発展していても、交友関係の把握は簡単ではありません。そのため、エンディングノートに連絡の希望を記載しておくことで、死後何かしらの良い働きをすることがあります。

連絡先をエクセル内に打ち込むのが面倒な場合は、携帯のロックの番号やSNSのログイン情報を記載しておく形でも構いません。ただ、非常に重要な情報になりますので、取り扱いには気を付けましょう。

自分が最期に悔いを残さないように、さらにご家族や親戚が困らないようにしっかり準備しておきましょう。


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