【Excel版】エンディングノート(終活ノート)

エンディングノートとは?今さら聞けない基本のキ|遺言書との違いも解説

この記事のサマリ
  • エンディングノートとは人生の終わりを自らマネージメントする終活のひとつ
  • 新型コロナウィルス感染症の流行によりエンディングノートを作成する人が増えている
  • エンディングノートの作成方法はアナログ・デジタルに大別できる
  • 遺言書とエンディングノートの併用がおすすめ

終活が一般的になるのと同時にエンディングノートも世の中にすっかり定着し、今では多くの人がエンディングノートを作成するようになりました。

会社の同僚や古くからの友人の中から「終活を始めた」「エンディングノートを書いた」と聞くことがあるかもしれません。

「自分も何かやらなければ」と焦りながらも、エンディングノートとは何なのかがわからず、かと言って今さら人にも聞けない人も多いのではないでしょうか。

今回はエンディングノートとは何なのか、具体的な作成方法など、今さら聞けないエンディングノートの基本についてわかりやすく説明していきます。

エンディングノートとは終活のプラットフォーム

多彩 イメージ

エンディングノートとは自分の人生の終わり方についてマネージメントする終活の一手段です。

シニアの生きがい作りを目的としたNPO法人ニッポン・アクティブライフ・クラブ(NALC)が会員の要望を受けて2003年にノートを出版し、それが各メディアで報道されたのをきっかけに世の中に広く浸透しました。

参考 ナルクの出版物特定非営利活動法人ニッポン・アクティブライフ・クラブ

終活にはエンディングノートだけでなく、生前整理や墓の手配などいくつもの方法があります。

終活とは?3つのメリットと7つの手順を紹介

エンディングノートとは終活で整理・決定した多くの事項を書き残し、自分の老後・終末期・死後までを他者に指示する、いわば終活のプラットフォームになるべき存在です。

新型コロナウイルスの流行でエンディングノートの需要が増大

2010年頃からブームになりはじめたエンディングノートですが、2020年の今、さらにエンディングノートの需要が高まっています。

その大きな理由とは、2020年に発生した新型コロナウイルス感染症の世界的な流行です。

新型コロナウイルス感染症で親や家族、自分自身の死が身近に感じられるようになったため、エンディングノートを作成しておこうという人が増えています。
talking_about_ACP もし親が新型コロナウィルス感染症になったら|今こそ親と「生と死」について対話をしよう

新型コロナウイルス感染症の収束がまだ見えない中、もし自分が新型コロナウイルス感染症になったときにどうすれば良いかについては、以下も参考にして事前の対策を進めてください。
having_flu 自分が新型コロナ感染症になったら|事前に準備できることまとめ

エンディングノートの種類とは

ノート

エンディングノートは「ノート」と呼ばれていますが、実際には冊子のノートである必要はありません。

大げさに言えばメモ用紙やチラシの裏に書いても、書かれた内容が自分の終末期や死後の希望に関する内容であればエンディングノートと言えます。

しかし、メモ用紙に書かれたエンディングノートでは第三者が見つけにくい、また見つけてもそれが記述者の明確な意思表示なのかが判別し難いので避けた方が良いでしょう。

一般的なエンディングノートの種類は、アナログとデジタルに大別できます。

アナログのエンディングノート

アナログのエンディングノートとは市販のノートやルーズリーフ、また既製品のエンディングノートにボールペン等で手書きするやり方です

参加者にエンディングノートをプレゼントしてくれる終活イベントなどもありますので、それを利用すれば費用はインク代しかかかりません。

《アナログのエンディングノートのメリット》

  • 簡単にはじめやすい
  • 費用がほとんどかからない

《アナログのエンディングノートのデメリット》

  • 状況が変わるごとにいちいち書き直さなければいけないのが面倒

なお最近では以下に挙げるデジタルのメリットが注目されており、アナログのメリットは少しずつ薄れはじめています。

デジタルのエンディングノート

デジタルのエンディングノートとはパソコンやスマートフォンのソフト・アプリに入力していくやり方です。

シニア世代にもパソコンやスマートフォンの利用が一般化したため、近年ではデジタルでエンディングノートを作成する人が増えています。

スマートフォンを見る老夫婦 【2020年版】エンディングノートを書くならアプリが便利!おすすめ3選をご紹介

《デジタルのエンディングノートのメリット》

  • 無料ソフト・アプリを利用すれば費用がかからない
  • 見直し・書き直しがしやすい

《デジタルのエンディングノートのデメリット》

  • パソコンやスマホを持っていない人は使えない
  • デジタル遺品に注意する必要がある

デジタルのエンディングノートを作成した場合、その存在を第三者に教えておかないとデジタル遺品(パソコンやスマホ内のデータ)になる可能性がある点を注意しましょう。

あらかじめ信頼できる相手にアプリの種類とアクセス方法を伝えておくことをおすすめします。

最初に書くべきエンディングノートの項目とは

作成するエンディングノートの種類を決めたら、次に「何を書くか」を決めましょう。

エンディングノートを書く目的が何かを明確にすることで、書くべき項目が定まります。

以下の記事ではエンディングノートを作成する目的ごとの必要項目や優先事項をまとめています。何から書けば良いのか迷ったときにはぜひ参考にしてください。

エンディングノートってどれから書けばいいの? 目的別に優先事項をまとめました

エンディングノートの具体的な書き方とは

自宅でパソコンに向かう女性

エンディングノートに書く内容と優先順位が定まったら、いよいよ実際のエンディングノート執筆作業が始まります。

それぞれの項目の具体的な書き方は、以下の記事でまとめてご紹介しています。

エンディングノート エンディングノートの書き方丸わかり|書く人のケース別に重要な項目を解説

なお上の記事では、いったんは全てのケースをご覧になることをおすすめします。

現在は自分に当てはまらないと思っていても、歳月を重ねるうちには状況が変化してくるものです。

あらかじめ確認しておくことで、その後の状況の変化にも対応しやすくなるでしょう。

遺言書とエンディングノートの違いとは

比較 虫メガネ

エンディングノートと同じように、自分の死後について書き残しておくのが遺言書です。

どちらも同じような目的を持っていますが、遺言書とエンディングノートにはいくつかの違いがあります。

一番大きな違いは法的効力の有無です。

遺言書が存在する場合は故人の遺志が優先されますが、エンディングノートへの記述は法的な効力はありません。

それ以外の主な違いは以下の比較表のとおりです。

比較項目 エンディングノート 遺言書
作成できる年齢 何歳でも書ける 満15歳から
書き方の決まり ない(自由記述) ある(要式行為)
書く内容 老後・終末期・死後にまつわるすべて 相続に関する指示が中心
優先される相続方法 法定相続 遺言書の内容
パソコンで作成 できる できない(添付書類の一部は可能)
第三者の閲覧 できる できない(代理人の開示か検認が必要)

エンディングノートと遺言書の併用がおすすめ

上記のようにエンディングノートと遺言書は違うため、この2つを両方とも書いても全く問題ありません。

むしろ死後のトラブルを避けるためには、エンディングノートと遺言書を併用するのが望ましい方法です。

エンディングノートに加え、遺言書を書いておいた方が良い人については以下で詳しく説明しています。自分が遺言書を作成すべきか迷っている人は以下の記事も参考にしてください。

will_top1 遺言書を残そう!①遺言書を残すべき人とその理由

遺言書とエンディングノートの使い分け方法

遺言書とエンディングノートの両方を作成したときには、2つを以下のように使い分けましょう。

遺言書
→法務局や公証人役場、または信頼できる代理人に預ける

 

エンディングノート
→遺言書の存在と保管先を明記しておく

なお遺言書を自宅の机にしまっておくのは、駄目ではないもののおすすめはできません。

自筆証書遺言には書き方に細かい規定があり、正しく作成されていないと無効になってしまうからです。

また、自筆証書遺言は開封する前に家庭裁判所で検認手続きが必要となり、遺族にいらぬ面倒もかけてしまいます。

弁護士などの専門家のアドバイスの元で作成して預けておくか、紛失や改ざんの恐れがない場所に保管することをおすすめします。

自筆証書遺言を法務局で保管することも可能になりましたので、この記事も参考にしてください。

自筆証書遺言を法務局に預けてみた【予約編】

まとめ

青空と紙飛行機

今回はエンディングノートとは何かなど、エンディングノートの基本的な事柄についておさらいしました。

エンディングノートを書き始めるのに早すぎることはありません。この記事でエンディングノートについて知った今こそがスタートの時期です。

できるところから少しずつ書き進め、これからの長い人生の相棒としていきましょう。

ライター紹介 | 杉田 Sugita認知症サポーター。父母の介護と看取りの経験を元にした、ナマの知識とノウハウを共有してまいります。


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