GoldenYears 編集部が作成したオリジナルのExcel版エンディングノートを入手していただいた方向けの、書き方見本のページです。
エンディングノートの書くべき内容の多さに圧倒される場合は、以下の記事で目的別に優先して書くべき事項をご紹介しております。もし、どの項目から書くべきかわからないという場合は以下の記事からお読みください。
はじめに
エンディングノート執筆にあたり、お持ちであれば、最新の不動産登記簿謄本(登記事項証明書)を準備しましょう。
不動産登記簿謄本には、エンディングノートに必要な情報が全て記載されています。お持ちでない場合は、一度記入をしてみて、情報が不足するようでしたら、不動産登記簿謄本を取得する形で良いかと思います。
お時間がある方は、法務局で不動産登記簿謄本を取得してから記入をしましょう。
オンラインでも請求手続きが可能です。
参考
登記事項証明書等の請求にはオンラインでの手続が便利です法務局
記入項目
不動産の種類
まず、持っている不動産の種類を明示しましょう。
- 土地
- 一戸建て
- アパート・マンション
- 田畑・山林
上記に当てはまらないものは、「その他」に記載してください。
次に、用途を選びましょう。
- 自宅
- 別荘
- 事務所
- 投資用
別荘はそこに日常的に住んでいる人はいないが、シーズンによって利用する場合があることを記載します。
それぞれで必要な注意点は以下です。
▶︎自宅の場合
・現在一緒に住んでいる人の名前と連絡先を記載しておきましょう
▶︎別荘として利用している場合
・代わりに誰かが使用している場合は、その旨を記載しておきましょう
・airbnbなどに登録している場合は、その旨を記載しておきましょう
▶︎事務所利用をしている場合
・利用している会社の法人名と連絡先を記載しておきましょう
▶︎投資用に所有している場合
・登録しているWEB媒体があれば、その媒体名とログイン情報を記載しておきましょう
住所
登記上の住所を記載しましょう。
登記上の住所と実際の住所が異なる場合は、実際の住所も記載してください。
名義
不動産の名義を確認しましょう。
自分の100%名義なのか、それとも誰かと複数人で所有しているのかもきちんと記入するようにしてください。複数人で所有している場合、共同所有者の名前と連絡先を記載しておきましょう。
想定時価
エンディングノートを記入したその日の想定時価を記入しておきましょう。
相続する際の目安になります。
購入時の価格はわかるけど、時価はわからないという場合もあるかと思います。その場合は、以下の記事を参考に不動産の想定時価を調べてみましょう。少しややこしい部分もありますので、専門家に相談してもいいかもしれません。
参考
相続で取得する土地建物の評価額計算ひかり相続手続きサポーター
まとめ
不動産は、実際に住んでいる人がいたり、相続人が複数いた場合でもお金のようにきっちり分けられないことから、揉めやすい資産とされています。
後から不動産の所有があることが見つかると、面倒なことになりかねません。
そのため、相続などで議論が必要になってきやすいものになります。もし何を誰にどうして欲しいという意志がある場合は、遺書にその旨を記載しておくことをオススメします。
参考
遺言書の種類や決まり・書き方を徹底解説|自筆証書遺言サンプルありそなサポ.com
次は、「その他資産」について記入を進めていきましょう。