【Excel版】エンディングノート(終活ノート)

11月30日は”いい看取り”の日〜あなたが最期に食べたいものは何ですか?〜

この記事を書いた人
臼井 貴紀 Usui Kiki

Hubbit株式会社 代表取締役社長。藤田医科大学客員教員。早稲田大学卒業後、ヤフー株式会社に新卒入社。営業、マーケティング、開発ディレクション、新規事業開発など幅広く担当。その後、ベンチャー企業に転職しAIを活用したMAツールの立ち上げを行った後、Hubbit設立。高齢者施設に3ヶ月住み込んだり、1日訪問看護ステーションに密着するなど、徹底的な現場主義タイプ。日本経済新聞、NHKおはよう日本、ABEMA PRIME等に出演。 ▼保有資格 終活カウンセラー FP エンドオブライフ・ケア援助者養成基礎講座修了

この記事のサマリ
  • 11月30日は”いい看取り”の日
  • 人間の機能で最後にできなくなることの1つは”食べること”
  • 認知症になると食べ物を食べ物と認知できなくなることも

11月30日は”いい看取り”の日

11月30日は2019年に厚生労働省によって“いい看取り”の日と定められました。

「人生会議」というお笑いタレントの小籔千豊さんのポスターで大炎上し、その後11月30日がフォーカスを浴びることは無くなってしまいました。

しかし、人が人である限り迎えるであろう”最期”についてきちんと考える機会はとても重要であると考え、今回は特別企画として「あなたが最期に食べたいものは何ですか?」という問いを投げさせていただきます。

どれだけ医療が発達しても、身体の老化は止めることができません。

そんな中、最後に残る機能の1つは「食べること」と言われています。
身近な行動から、自分の最期について考えるきっかけとなれば幸いです。


参考
ACP(アドバンス・ケア・プランニング)の愛称を「人生会議」に決定しました厚生労働省

「あなたが最期に食べたいものは何ですか?」

東京大学次世代知能科学研究センター教授 松原 仁

ライフ・ターミナル・ネットワーク代表 / 終活ジャーナリスト 金子 稚子

▶︎ライフ・ターミナル・ネットワーク:https://www.ltn288.net/
▶︎Twitter:https://twitter.com/WakakoKaneko

帝京大学共通教育センター教員 冲永 隆子

▶︎帝京大学教員紹介:https://www.e-campus.gr.jp/staffinfo/public/staff/detail/269/158

IHLヘルスケアリーダーシップ研究会 高野 隆介

▶︎IHLヘルスケアリーダーシップ研究会:https://ihl.jp/
▶︎♯シセカル:https://note.com/shisekaru/

ネリヤ訪問ステーション 訪問看護師 佐藤 美恵

▶︎ネリヤ訪問ステーション:https://neriya.or.jp/

ナラティブケアプランセンター 中野 朱実

ジャムズネット-スイス代表 リッチャー 美津子

▶︎ジャムズネット-スイス:https://jamsnetswiss.org/

脳神経内科医師 福島 大喜

▶︎IHLヘルスケアリーダーシップ研究会:https://ihl.jp/
▶︎♯シセカル:https://note.com/shisekaru/

Hubbit株式会社 シニア終活アドバイザー 数田 陽子

▶︎Hubbit株式会社:https://www.hubbit.io/

Hubbit株式会社 代表取締役 臼井 貴紀

▶︎Hubbit株式会社:https://www.hubbit.io/

最後に残る機能の1つは、食べること

食べる時に必要となる飲み込みの機能低下について、アルツハイマー型認知症(以下AD)を例にとって説明します。

ADで食事を摂ることができなくなる場合、飲み込みの機能自体が悪い場合ももちろんあります。しかし、それよりも早く食べ物を食べ物として認識するという部分が障害され、食事ができなくなる場合が多いです。

具体的には「ステーキを石コロのようなものと思い、食べない」のような状態です。

一方でこの症状は、自宅や家族などの外部環境の変更によって食べることができるといった不思議な現象も起こります。

最期に残される機能の1つである「食べる」という機能。

「食べる」という行動は、日々3回行なっている場合が多く、生活に密着しています。加えて、コミュニケーションや楽しみであったりと娯楽的な要素もあります。

Q.「あなたが最期に食べたいものはなんですか?」

ぜひ一度、ご自身や身近な人と考えてみていただければ幸いです。

引用文献
PLoS One . 2019 Jul 16;14(7):e0219538. 老年精神医学雑誌 第20巻第6号 2009.口咽科 2018:31 (2):165-1706医療と看護の質を向上させる認知症ステージアプローチ入門―早期診断、BPSDの対応から緩和ケアまで

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