「最近、スマホのピントが合わなくなってきた」
「文字が読みづらい」
「目が疲れやすくなった」
老眼なのか普通に眼精疲労なのかわからないけど、この悩みをどうにかしたい!けど手法がわからない。
そんなあなたに、老眼対策で最近耳にするようになったアスタキサンチンとその効果についてご説明します。
今回は、「日本抗加齢学会」に所属する北薗医師に聞いてきました!
監修|医師 北薗 雅敏
脳神経領域を得意分野として救急医療・
きき
北薗医師
きき
老眼はなぜ起こるのか
そもそも老眼ってなんで起こるの?という原因から具体的な解説をしていきます。
老眼は見るもののピントを合わせるための機能が低下することにより起こる症状で、病気ではなく機能低下になります。
目は「水晶体」の厚みを変えることでピントを合わせているのですが、その厚みを変えるために「毛様体筋」というものがあります。
歳を重ねると「活性酸素」が適切な範囲を超えて増加し、「毛様体筋」の機能を低下させてしまうため、「水晶体」の厚みを変えられなくなり、ピント調節が難しくなるのです。
引用元:https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-04-003.html
アスタキサンチンとは
アスタキサンチンは、海藻やサケ、エビ、カニ、イクラなどの魚介類に含まれる赤い色素のことで、老眼の原因である「活性酸素」を攻撃し取り除く「抗酸化作用」が強力なカロテノイドの一種です。
接種をすることで、血流をよくする働きがあるため、老眼ならびに眼精疲労に効果が期待できると言われています。
カロテノイドとは、自然界に広く見られる色素で、600種類以上が存在し総じて抗酸化作用を持っていますが、その中でもアスタキサンチンの抗酸化作用は抜群に強く、ビタミンEの1,000倍、ビタミンCの6,000倍に相当するといわれています。
引用元:https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-007.html
アスタキサンチンの効果
気になる効果ですが、こちらでは3つの臨床結果をご紹介します。
⑴梶田眼科院の実験結果
画像引用元:https://style.nikkei.com/article/DGXMZO11721120W7A110C1000000/
調節微動(毛様体筋の震え)を測定する機械を活用し、機械操作直後と、その後30分の休憩後の2つのタイミングで測定しました。調節微動は毛様体筋の疲れを表しており、指標が高いほど疲れていることを指します。結果、1日6mgアスタキサンチンを2週間摂取したグループとしないグループ摂取したグループで比較した場合、摂取したグループは調節微動の指標が低下したという報告があります。
⑵富山医科薬科大学眼科の実験結果
画像引用元:http://info.fujifilm.co.jp/healthcare/astaxanthin/2-4.html
アスタキサンチン5mgを1ヶ月摂取したところ、ピント調節力が改善しました。ピント調節力の改善に伴い、肩こりや目の奥の痛みが改善したという報告もあったそうです。
⑶藤田保健衛生大学眼科
画像引用元:http://info.fujifilm.co.jp/healthcare/astaxanthin/2-4.html
アスタキサンチンの摂取量が多いほど、調節にかかる時間が短いことがわかりました。
上記は眼に限った臨床実験結果ですが、他にもアスタキサンチン自体の抗酸化作用が強いため、身体のあらゆる箇所に効果をもたらしたという結果もあります。
具体的には、疲労回復が早くなる、運動機能が高まる、お肌の老化を防ぐ、さらには認知症予防にも繋がるなど様々な効果が発表されています。
アスタキサンチンの摂取方法
なるほど、実際に先生も毎日アスタキサンチンを摂ってらっしゃるそうです。
では、どのようにしてアスタキサンチンを摂取すればいいのでしょうか?
アスタキサンチンは体内では生成できないので、体外から摂取する必要があります。サケ、キンメダイ、エビ、カニ、イクラなどの赤色の魚介類がアスタキサンチンを多く含んでいますが、目安摂取量である約6mgを摂取するには、サケの切り身なら2~3切れ、エビでは10匹を摂取しなければなりません。
そこでオススメのアスタキサンチンの摂取方法を2つ紹介します。
⑴サケ缶
こちらでは短期的に老眼を予防するためのアスタキサンチン摂取方法をご紹介します。
それは、「1日1缶、たった2週間食べつつける」という手法です。「サケの水煮缶+ごま油」を食べることで、ごま油に含まれる「セサミン」がアスタキサンチンを保護してくれるという話題も取り上げられていました。
この手法は、テレビ番組『この差ってなんですか?』でも取り上げられていました。
参考
サケ缶・イワシ缶 健康効果の差TBS『この差ってなんですか?』
⑵サプリメント
一番簡単に摂取できるのは、サプリメントです。
サプリメントは、DHCなどのサプリメントであれば薬局などで手軽に購入するかもしくはアスタキサンチンを取り扱う医療機関で診療し購入することができます。
市販の方が安価ですぐに手に入りますが、医療機関で手に入れられるものの方がアスタキサンチンの濃度が濃いです。ただ、医療機関で手に入れられるといっても、保険対象外のため、コストが安くなるわけではありません。その点注意してください。
▶︎お近くの医療機関で購入可能かを調べる
http://www.medical-astareal.com/shop/index.php?a=5
市販のサプリメントを買う際は、商品名に「アスタキサンチン」と記載があっても、詳細を見ると天然のアスタキサンチンではない場合もあるので、しっかりと内容を確認しましょう。
内容欄にヘマトコッカス藻色素と記載があれば、それは天然のアスタキサンチンのことを指します。また、含有量の欄に「フリー体」という記載があるかないかを確認しましょう。書いてない場合は、サプリメント全体の量を指しているため、成分の量とイコールではないので注意してください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
アスタキサンチンの効果について、批判的な意見を述べる人もいるようではありますが、抗酸化作用が強いということ自体は証明されていると言ってもいいのではないかと思っています。ただ、もちろんその効果には個体差があります。
少しでも気になった方はまずはサケ缶からトライしてみるでもいいですし、お試しサイズのサプリメントで初めてみるのもいいでしょう。
かくいう私も眼精疲労に悩まされておりましたが、アスタキサンチンと出会ってからというもの、ほぼ無くなったと言っても過言ではありません。ITの仕事をしているため、朝から夜中までずっとパソコン、スマートフォンと向き合ってますが、快適に仕事ができています。
気になっているけれど、まだ少し不安という方向けに、「日本抗加齢学会」に所属する北薗医師に説明会を開いていただくこととなりました!
日程等につきましては、未定となっておりますが、ご興味ある方は以下よりお問い合わせフォームよりご連絡をお願いします。
北薗医師
きき