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シニアにもスマホはおすすめ?後悔しやすいポイントと失敗しない選び方

シニア スマホ

この記事を書いた人
高柳政道 Takayanagi Masamichi
高柳政道 Takayanagi Masamichi
ライター

生協の売り場責任者と保険推進リーダー、その後、メーカー営業として勤務。自身の老後資金不足への危機感からお金の勉強を開始。FP資格を取得した後、得た知識を周囲に還元するためにWebライター・コラムニストとして独立。1級ファイナンシャル・プランニング技能士とCFPの資格を保有し、「終活」「相続」「保険」「投資(iDeco・NISA)」などの分野に精通。老後に安心して暮らすための知識とノウハウに関して、豊富な執筆実績あり。 ▼保有資格 1級ファイナンシャル・プランニング技能士 CFP(R) DCプランナー2級

この記事のサマリ

  • シニアがスマホに切り替えて後悔するのは「操作や用語が分からない」ということが多い
  • スマホは画面が大きく、機能性の高いアプリが多いのでシニアにもおすすめ
  • 実際にお店で使い勝手を確かめることが選び方のポイント

これまでずっと「携帯電話(ガラケー)」を使ってきたシニアにとって、スマホはハードルが高く感じやすいもの。

「使いこなせなくて後悔しないか心配……」と不安になってしまう方も多いのでは?

しかし、最近では使いやすさと機能性が両立したシニア向けスマホも多く登場しており、上手く使えばシニアライフをエンジョイできるはず。

本記事ではシニア世代がスマホで後悔しやすいポイントと、それでもスマホがおすすめの理由、具体的な選び方などをご紹介します。

シニア世代がスマホを使って後悔するポイント

シニア 後悔

機能が少ないシンプルなガラケーの操作に慣れているシニアの場合、スマホの操作が難しいと感じることもあるかもしれません。

実際、どのようなことがシニアのスマホデビューに対して障壁となるのか、後悔しやすいポイントを見てみましょう。

操作や設定が難しい

初めてのスマホでは、そもそも操作方法がよく分からないという不安があります。

ガラケーのようなボタンはほとんどないうえ、画面にタッチして「タップ」「ドラッグ」「スワイプ」といった操作をするため、最初は戸惑うことでしょう。

慣れれば決して難しい操作ではありませんが、使いこなすまで時間がかかることは考えられます。

思い通りに操作ができないことで「ガラケーの方が使いやすかった……」と後悔する方もいるかもしれません。

用語が難しい

スマホはこれまでのガラケーでは使わなかった用語が多く、意味を理解していないとストレスに感じることもあります。

「意味が分からないから」と敬遠して滅多に使わないでいると、ますます操作方法が覚えられなくなります。

せっかく契約したスマホを使わずに後悔することになるかもしれません。

アプリの選び方が難しい

スマホは、自分が欲しいアプリを選んでインストール(アプリをスマホに取り込んで、使える状態にすること)をすることで、自分好みのアプリだけを揃えることができます。

ただ、あまりに候補が多いことで、「どのアプリを選べば良いのか」という点で悩む方もいるでしょう。

せっかくインストールしても、使い切れずにそのままにしてしまうとスマホの真価を発揮できません。

今回紹介した3つ以外にも、高齢者がスマホに切り替えて後悔するポイントはあります。以下の記事で後悔しやすいポイントや起こり得るトラブルなどの情報をまとめているため、気になる方は併せて読み進めてみて下さい。

高齢 スマホ 高齢者がスマホに替えて後悔する6つのポイントと注意点

シニアでもスマホは難しくない!おすすめできる理由4選

スマホ 操作

「操作が分からない」「用語が難しい」など、後悔するかもしれない部分を解説しましたが、だからといってスマホを諦めるのはもったいないです。

シニア向けスマホは使いやすいように進化してきており、また、ガラケーでは使えなかった便利な機能やアプリを使うこともできるため、多少の不安があっても切り替えの検討をおすすめします。

具体的にどんな部分がシニアにおすすめできるのか、以下で解説します。

おすすめの理由1.画面が大きくて見やすい

「携帯電話の画面は小さくて見にくい……」

このように感じているなら、携帯電話(ガラケー)よりもスマホのほうがおすすめです。

スマホの方がガラケーよりも画面サイズが大きく、その分だけ画面が見やすくなっています。

シニア向けのスマホなら最初から大きな文字に設定されていることもあるため、視力に不安がある方でも操作できるでしょう。

おすすめの理由2.LINEやSNSでコミュニケーションが取れる

スマホでは、携帯電話(ガラケー)で利用できない、以下のようなサービスを利用できます。

  • LINEをはじめとしたメッセージアプリ
  • Twitter・FacebookといったSNS

特に「LINE」は高齢者でも使いやすいおすすめのメッセージアプリです。

メールのようにメッセージをやりとりできるアプリですが、LINEはメッセージを送るとほぼ同時に相手に送信されます。メッセージが来たことを知らせる通知が「音」「アイコン」で知らされるため返信が早く、スムーズなやりとりが可能になります。

1つの画面上で会話を重ねていくことになるため、過去のやりとりを見返すことも簡単です。

また複数人でのトーク機能も搭載しており、仲間内での歓談にも利用できます。

おすすめの理由3.ガラケーは今後サービスを終了していく

現在はスマートフォンがどの世代にも普及しており、シニア世代も例外ではありません。

MMD研究所が実施した「2022年シニアのスマートフォン・フィーチャーフォンの利用に関する調査」によると、2022年のシニアのモバイル端末所有率は94.0%、スマートフォン利用者は89.0%という結果が出ています。

参考 2022年のシニアのモバイル端末所有率は94.0%、スマートフォン利用者は89.0%2021年と比べ、スマートフォン利用者は4.2ポイント増加MMD研究所

このような流れのなか、各キャリアの3Gのガラケーは2026年までに順次終了予定です。

いずれ今までの携帯電話(ガラケー)が使えなくなることを考えて、今のうちからスマホに切り替えることも検討してはいかがでしょうか。

シニア向けスマホの失敗しない後悔しない選び方

虫眼鏡 選び方

スマホには多くの種類があることから「どうやって選べばいいの?」と迷うことになるかもしれません。

スマホを選ぶ際はカタログだけで決めず、実際に操作してみて自分にとって使いやすいかを確かめることが大切です。

ここからは、シニアが初めてスマホを選ぶ際のポイントについてみていきましょう。

見やすい画面サイズかどうかをチェックする

スマホを選ぶ際、特に気を付けたいのが「画面サイズ」です。画面が大きいほど表示される文字が大きくなりやすく、小さな文字を敬遠している方でも読みやすくなります。

画面サイズが大きいことに加えて、画面が明るく表示されるかも気にしておきたいポイントです。

持ちやすいサイズかどうかをチェックする

スマホの「大きさ」は使い勝手を決める重要な要素です。

手の大きさはひとそれぞれ異なるため、持ちやすいと感じるスマホの大きさも人によって変わります。

縦長だったガラケーよりもスマホのほうが横に大きいことから、スマホにきりかえた当初は持ちにくさを感じることもあります。できるだけ手にフィットするサイズ感の商品を選ぶと良いでしょう。

サポート体制が充実しているかをチェックする

シニア向けスマホを選ぶ際、サポートが充実しているかどうかを確認することも忘れずに。

docomo、auなどの大手キャリアなら店舗で担当者による直接サポートを受けることも可能であるため、スマホの操作に慣れていない方には大手3社+楽天モバイルがおすすめです。

スマホの選び方が分かれば、いよいよ自分が持ちたいスマホを選んでいくことになります。

以下の記事ではシニア向けのアプリを紹介しています。スマホを手に入れたらすぐにインストールしたい魅力的なアプリが多いため、ぜひ今後の参考に読み進めてみて下さい。

孫とゲーム 老後の趣味はコロナ禍でどう変わった?シニア向け無料サービス・アプリ16選

シニア向けにおすすめのスマホ

スマホ 初心者

スマホを選ぶ際は、実店舗で担当者から直接サポートを受けられる大手キャリアがおすすめです。

なかでも編集部がおすすめするシニア向けスマホを紹介します。

docomoのシニア向けスマホ

docomoのシニア向けスマホの機種でおすすめなのが「らくらくスマートフォン(F-52B)」です。

約5.0インチFull HD+/有機ELの画面は非常に高画質で見やすくなっている特徴があります、

また、以下の2つのモードを切り替えることもでき、使いやすい方を選べます。

  • 基本機能をわかりやすく配置された「らくらくタッチ」の“標準モード”
  • 一般的なスマホのように使える“スマホかんたんモード

また、「おまかせズーム」機能により、画像やページも自分の見やすいサイズに自動で拡大調整もしてくれます。

参考 らくらくスマートフォンF-52Bdocomo

auのシニア向けスマホ

auがシニア向けに展開している「Basio4」は片手で持ちやすいサイズ感に加え、5.6インチの大画面で大きさと、美しい有機ELディスプレイを採用しています。

また、操作に難しさを感じている方は「使いこなし動画」でスマホの基本的な操作やカメラの使い方などを学ぶことも可能です。

タッチやスワイプといった操作を練習できる「使い方操作」もあり、「スマホを使いこなせるか分からない……」と不安に感じている方でもおすすめです。

参考 BASIO4au

楽天モバイルのシニア向けスマホ

楽天モバイルでは「シニア向けスマホ」というカテゴリーでの販売はありませんが、スマホ初心者でも使いやすい機種を利用することはできます。

SHARPの「AQUOS sense6」では「かんたんモード」をオンにすると、スマホに慣れていない方でも使いやすいアイコン表示に変更が可能です。

防水や防塵、耐衝撃などの性能を備えているので、万が一落したときも故障がしにくくなっています。

参考 AQUOS sense6楽天モバイル

まとめ

シニアがスマホに切り替えて後悔しやすいポイントとして「操作方法が分からない」「用語が分からない」といったことが挙げられますが、最近のスマホではシニア向けの解説動画が視聴できるものもあります。

大手キャリアのスマホを選べば、店舗に出向いて担当者から直接サポートを受けることもでき、使っていくうちに操作は慣れてきます。

LINEやSNSなど、ガラケーにはない機能やアプリが充実しているスマホにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?


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