【Excel版】エンディングノート(終活ノート)

【2023年版】エンディングノートを書くならアプリが便利!おすすめをご紹介

スマートフォンを見る老夫婦

この記事を書いた人
臼井 貴紀 Usui Kiki

Hubbit株式会社 代表取締役社長。藤田医科大学客員教員。早稲田大学卒業後、ヤフー株式会社に新卒入社。営業、マーケティング、開発ディレクション、新規事業開発など幅広く担当。その後、ベンチャー企業に転職しAIを活用したMAツールの立ち上げを行った後、Hubbit設立。高齢者施設に3ヶ月住み込んだり、1日訪問看護ステーションに密着するなど、徹底的な現場主義タイプ。日本経済新聞、NHKおはよう日本、ABEMA PRIME等に出演。 ▼保有資格 終活カウンセラー FP エンドオブライフ・ケア援助者養成基礎講座修了

この記事のサマリ
  • スマホに慣れているならアプリでエンディングノートを書くのがおすすめ
  • iPhone/Android共に無料のアプリが出てきており気軽に始められる
  • エンディングノートに必須だが面倒な更新も簡単にできます

人生の終わりを穏やかに迎えるために、用意しておきたい「エンディングノート」

手書きされることも多いエンディングノートですが、1人1台スマートフォンを持つことが主流となった現代では、アプリでもエンディングノートを書くことができるようになっています。

今回はエンディングノートのおすすめアプリを、それぞれの特徴と合わせてご紹介していきます。

エンディングノートアプリとは?

エンディングノートアプリとは、スマートフォンやタブレットでエンディングノートが書けるアプリを指します。

エンディングノートとは、自分の人生の最期を踏まえて、それまでにどのような行動をするべきかなど最期に向けての計画を書きとめておくノートです。最後まで自分らしくいきるための活動である終活においては、必要不可欠と言っていいものでしょう。

エンディングノートに指針を記しておくことによって、自分自身の終活の道のりを整理し、限られた人生を前向きにとらえることができるようになるほか、遺された家族にも自分の考えを文面として伝えることができます。

エンディングノートは書き方に決まった形式がなく、最近ではスマートフォンなどのアプリを使って書くケースも増えています。

注意点
エンディングノートには遺言書と違い法的拘束力がありません
相続に関することなどは、エンディングノートではなく遺言書に記載する必要があります。

エンディングノートをアプリで書くメリット・デメリット

スマートフォンで書くメリット

エンディングノートをアプリで書くメリットやデメリットには、どのようなものがあるのでしょうか?

エンディングノートアプリのメリット

  1. ダウンロードするだけで簡単に手に入れることができる
  2. 無くす可能性が低い
  3. いつでも書きたいと思ったときに自由に書ける

スマートフォンには様々な機能が搭載されています。その中の一つが、ダウンロードするだけで使えるようになる多様なアプリです。紙媒体のエンディングノートの場合、店舗へ出向いて購入したり、通信販売で購入しても届くまでに時間がかかる場合があるというデメリットがありますが、アプリの場合、家でスマートフォンを操作するだけで簡単にエンディングノートを手に入れることができます。

また、スマートフォンという生活に不可欠なものの中に入っているため、無くす可能性も低く、さらにいつでも書きたいと思ったときに自由に書くことができます。

エンディングノートに書きたいことを思いついたのに、家に帰ったら何を書こうとしたのか忘れてしまった…、紙媒体のエンディングノートを利用していると、こんなトラブルもあるかもしれませんが、アプリならスマートフォンさえあればどこでも書くことができるため、このようなトラブルも防ぐことができます。

エンディングノートアプリのデメリット

  1. サービス終了により急に使えなくなる
  2. 無料版だと機能が少ない、広告表示がある
  3. パスワードによって見れない場合がある

便利な一方、アプリを使うことによるデメリットもあります。

まず一番大きなデメリットとして、サービスが終了することでアプリを使用できなくなる可能性があることが挙げられます。
データが各端末に保存されるタイプなら使えるかもしれませんが、オンライン上に保存する場合は危険です。

また、無料で簡単に手に入るメリットがある反面、無料版のアプリだと機能が制限されていたり、広告が表示されるなどといったデメリットもあります。

スマートフォン自体にパスワードがかかっていると、親族がアプリに書かれた内容を確認できない危険性があることも覚えておいたほうがよいでしょう。

アプリ以外のエンディングノートを書く代替方法

アプリ以外では、紙のエンディングノートWordなどのフォーマットを活用してPCで記入するという選択肢となります。

紙のエンディングノートは、お葬式関係の業者さんであれば、無料で配布しているところもありますし、最近ですと書店でもおしゃれなエンディングノートが販売されています。おおよそ1,000〜3,000円くらいの単価で購入が可能です。

PCでの入力を希望する場合は、以下のようなところからフォーマットを無料でダウンロードし入力する形となります。

▶エンディングノート無料ダウンロード版|日刊葬儀新聞社

自分史・エンディングノート無料ダウンロード|百人百想

いずれの場合も、アプリよりもお手軽ではないですが、スマートフォンよりも紙やPCに親しみがある方は他の方法をトライして見てもいいかもしれません。

難しいと感じる方はやりたいことリストを書くことから始めてみませんか?以下の記事からテンプレート付きでリストを作ることができます。

おすすめエンディングノートアプリをご紹介

エンディングノートの必要性や、エンディングノートをアプリで書くメリット・デメリットを見てきたところで、エンディングノートのおすすめアプリを具体的にご紹介していきます。エンディングノートをアプリで書こうか検討している人は、ぜひ役立てていただき、終活をより良いものとしてください。

1. 100年ノート(ARDENT WISH INC.)

100年ノートはiPhone、android両方に対応しているエンディングノートアプリです。大きめの文字や分かりやすいアイコンで形成されており、シニアの方にも見やすく操作しやすいように工夫されています。

自分のプロフィールや人生の終わりに大切な方へ伝えたいことを文字で記入できることはもちろん、文字を打つことが苦手な方でも、カメラ機能や録音機能を利用して写真や音声で情報を記録することができます。また、閲覧権限を決められるため、もし終わりを迎えてしまった後でも、伝えたい人だけに情報を伝えることができます。

無料で利用できるアプリですが、情報開示を行う場合は有料となるため、情報開示サービスを利用する場合は注意しましょう。

▶︎100年ノートをダウンロード

2. エンディングノート (enaksoft.com)

こちらは有料のアプリで個人が運営しているものですが、App Storeでの評価も高く、オススメです。

シンプルなデザインで使いやすく、連絡先等の情報も書き込むことができるので、このアプリ1つでエンディングノートを完結させることができます。

▶︎エンディングノートをダウンロード

最後に

人生をより良く楽しむために

スマートフォンは持っているけれどアプリは難しそうで使えるか心配、という人もいるのではないでしょうか?

しかし、ご紹介してきたように現在ではシニア世代に合わせて、簡単に使うことができるエンディングノートのアプリが複数リリースされています。紙のエンディングノートを既に持っている、という人も手軽に利用できるアプリを一度利用してみると、その利便性や紙のノートにはない良さに気づくかもしれません。

なお、やはり慣れたツールで作成したいという方向けに、Golde Years編集部が作成したExcel版のエンディング(終活)ノートもアアンコイン(500円)で購入いただけます。
ご興味のある方はこちらから