【Excel版】エンディングノート(終活ノート)

何を着ていいかわからない|60代の男女がファッションを選ぶ際のポイントとは

トルソーと肩から下げられたメジャー

この記事を書いた人
杉田 Sugita
杉田 Sugita
ライター

IT企業に勤務しながら、ライターとしても活躍中。実父の認知症発症と義母の看取り経験から、介護と終活の重要性に気付き、GoldenYears、その他メディアにて啓蒙活動を行い、幅広い読者に終活の知識を提供している。中小企業の経理や社会保険事務全般に習熟しているため、保険や年金などの分野を得意とする。1969年生まれ。 ▼保有資格 認知症サポーター 終活カウンセラー2級

この記事のサマリ
  • 60代は肌や髪の色、体型が変わるため似合う服がわからなくなる
  • 何を着ていいかわからない男性・女性に服選びのポイントを解説
  • 自分に似合う色を見つけるためにはパーソナルカラー診断がおすすめ
  • TPOに合わせた服選びをしよう

最近は、昔に比べて若々しい60代が増えてきました。

ファッションについても、昔の60代よりもずいぶんと若々しいファッションで歩いている方が多く見受けられます。

しかし、そのためにかえって「何を着ていいかわからない」と悩んでいる方も多いようです。

今回は60代の方向けにおすすめのファッションを、男性向け・女性向けにご紹介します。

60代が何を着ていいかわからなくなる理由

ランウェイを歩く女性モデルの後ろ姿

ファッションの選択は自由です。公序良俗に反しない限り、誰でも好きな服を着ることができます。

そのため、本来であれば着たい服を着ればそれで良いはずです。

そうは分かっていても、それでも服選びに悩んでいる60代は大勢いるのは何故でしょうか。以下に理由を挙げてみました。

若いときの服が似合わなくなった

年齢を重ねるごとに、身体のラインや肌の色は変化してきます。

若い頃には似合っていた服が体型の変化によって着られなくなったり、鏡の前で違和感を感じてしまうときもあるでしょう。

若いときに買った服を着続けていると、周囲から「もう似合っていないのに・・・」と思われないかどうかも心配になってきます。

プチプラファッションが貧相に見える

ユニクロやGAP、ZARAなどのいわゆるプチプラファッションは、安価な値段で流行のアイテムが手に入ります。

しかしプチプラファッションは縫製などが雑なケースもあり、若い方向けのデザインが多いために60代が着ると貧相に見えてしまう場合もあります。

若い頃であれば勢いでプチプラファッションも着こなせますが、60代のプチプラファッションはよほどアイテムを選ばないと「安いだけの服を着ている人」にもなりがちです。

年寄りに見られたくない

若い頃の服や若者向けの服が着られなくなったとしても、今の60代はシニア向けの服を着るのには抵抗があります。

60歳で還暦を迎えたからといって、昔の還暦祝いのように赤いチャンチャンコを着るなんてとんでもない、と思う方が多いでしょう。

2022年現在で60代の方は団塊の世代と呼ばれ、今の若者文化の多くを作り上げてきた方たちです。さらにもうすぐ60代になろうという方は、バブル時代を経験しています。

肉体には少しずつ衰えを感じ始めていても、気持ちはまだまだ若く、いかにも年寄りめいた服は着たくないと考える傾向にあります。

60代女性におすすめのファッション

ショッピングバッグを下げたサングラスの女性

では、いま60代の方は何を着たら良いのでしょうか。

まずは60代の女性におすすめのファッションから解説します。

OKファッションを選ぶポイント

60代の女性は以下のポイントを考えながら着る服を選びましょう。

顔色を明るく見せる

60代になると肌がくすんでくるため、黒やダークトーンの色だけだと顔色が悪く見える場合もあります。

赤やピンクなど顔色が明るく見える服やアイテムを効果的に差し込みましょう。

色数は少なめ

多くの色が使われた派手な柄の服よりも、色数の少ないシンプルなデザインの服の方がすっきりとして見えます。

多くても3色までと限定するとコーディネートしやすくなります。

アクセサリーや小物を使う

特にスカーフなど、首元を飾るアクセサリーや小物がおすすめです。

首元には年齢が現れやすいため、首周りが大きく開いた服は老けて見える傾向にあります。

アクセサリーや小物で色味を加えつつ、適度に肌を隠す技を身につけましょう。

NGファッションを避けるポイント

以下のようなコーディネートの仕方は老けて見えるポイントです。注意しましょう。

ゆったりしすぎるサイズ

体型を隠すためにゆったりした服を選ぶ方は多いですが、身体のラインがすべて隠れる服はかえって太っているように見えてしまいます。

ジャストサイズの服を選びましょう。

奇抜な柄やデザイン

少しでも若々しく見せたいと選ぶ奇抜な柄やデザインは、見ている人から「痛々しい」と思われるファッションになりがちです。

全身高級ブランド

高級ブランドは材質も上等なため60代女性にはおすすめですが、全身を高級ブランドで固めると、ブランド自体の主張が強すぎて、本人の個性を活かしたファッションとも異なります。

一点、もしくは数点を手持ちのアイテムと組み合わせて利用すると良いでしょう。

何を着ていいかわからない女性向け通販サイト

ブティック内のハンガーラックにつるされた服

何を着ていいかわからない、何を選べばいいかわからないという方は、以下の大人女性向けファッション通販サイトでの購入がおすすめです。

通販サイトのコーディネート例を見るだけでも参考になります。

PLST

PLST(プラステ)はユニクロを展開しているファーストリテイリンググループの大人向けブランドです。自社商品だけでなく海外からのインポートアイテムも扱っています。

素材や着心地にこだわった、シンプルで上質な服を販売しています。

参考 PLST公式オンラインストアプラステ

DoCLASSE

DoCLASSE(ドゥクラッセ)は40代以上の方をターゲットにした、大人向けファッション通販サイトです。

「楽に着られるのに、ワンサイズ細く見える服づくり」をモットーに制作するファッションアイテムは、すっきりと体型カバーをさせたい女性に好評です。

またDoCLASSEが開発したシューズブランドfitfitも機能性とデザイン性を兼ね備え、外反母趾に悩む女性に高い評価を受けています。

参考 DoCLASSE公式サイトDoCLASSE

京都通販

京都通販はミセス向けファッション通販サイトです。上記のPLSTやDoCLASSEよりも大人しめの服が揃っています。

60代後半から70代間近の、着ていて楽な服を選びたい女性におすすめです。

参考 トップページ京都通販本店

60代男性におすすめのファッション

笑顔の男性ファッションモデル

60代女性のファッションの後は、60代男性のファッションの選び方も確認しましょう。

OKファッションを選ぶポイント

男性が服を選ぶときには「少し明るめ・少しぴったり」を心がけましょう。

男性の場合、女性のようにアクセサリーや柄でメリハリを付けることは難しいため、素材やシルエットに注目が集まります。

大きすぎるサイズはだらしなく見えるため、ジャストサイズを選んでください。また袖の長さやズボン丈の長さもシルエットに影響します。最近では安価なオーダースーツを提供している紳士服店もあるため、ジャケットのオーダーもおすすめです。

NGファッションを避けるポイント

女性に比べて男性はファッションに詳しくなく、見た目にもあまりこだわらない方が多い傾向にあります。

60代にもなるとさらにファッションを気にしない方が増え、恰好よりも着ていて楽かどうかを重視した服選びをしているようです。

しかし60代の大人男性は、着やすさ重視のだらっとした服を着ると「おじさん化→おじいさん化」が加速します。

自宅で過ごすときはリラックスできるファッションでくつろぎつつ、外出するときにはきちんとした格好をするなど、TPOに合わせて考えましょう。

何を着ていいかわからない男性向け通販サイト

紳士服売り場

男性はそもそも女性に比べて買い物が苦手、という人が多いようです。

店に行くのが面倒、店員にあれこれ話しかけられたくないという60代の男性こそ、インターネットの通販サイトがおすすめです。

上記でご紹介した女性向け通販サイトのうちPLSTとDoCLASSEにはメンズラインがありますので、配偶者と一緒に注文しても良いでしょう。

男性向け通販サイトとしては以下の通販サイトもおすすめです。

PAPAS

PAPASはアメリカの作家ヘミングウェイの生き方と「自然」を表現した、父親世代の男性向けのファッションブランドです。

ほとんどのアイテムは着やすさを重視したゆったり目のシルエットで作られています。かたくるしい服は肩が凝って困るという60代男性におすすめです。

参考 papasu WEB SHOPPAPAS

Brilla per il gusto

Brilla per il gustoは有名セレクトショップのBEAMSが大人の男性向けに出しているレーベルです。

ミドルシニアの男性がきちんとして見える、大人向け・フォーマルなセレクト品が取り揃えられています。いつまでもスマートな男性でいたいと願う方におすすめです。

参考 Brilla per il gustoBEAMS

自分に似合う色を見つければ服選びがわかる

色とりどりの木綿糸

同じ日本人といえども、肌の色や瞳の色は、人それぞれ少しずつ違います。

60代になると白髪が生えるの量もかなり多くなるため、白髪をどうケアしているかによって黒、ブラウン、グレイヘア、ナチュラルな白髪と、人によって差が大きいものです。

肌・瞳・髪の色のバランスで、それぞれ自分に似合う服の色が異なってきます。

今の自分に似合う色を見つけて、自分に似合う服を選びましょう。

何色を着たらいいかわからない方は、パーソナルカラー診断がおすすめです。

プロのカラーアナリストから直接パーソナルカラー診断を受けられればベストですが、最近ではインターネット上で簡易的なパーソナルカラー診断もできます。

パーソナルカラー診断で出た自分のカラーをベースカラーに据えて、自分の好きな色をうまく組み合わせて日々のコーディネートに役立ててください。

参考 パーソナルカラー診断 【1分で完了】(女性・男性)株式会社山櫻

60代が旅行に出かけるときのファッション

東京スカイツリーと飛行機

60代の方の趣味として真っ先に挙げられる趣味のひとつが「旅行」です。

当サイトでも旅行が趣味のミドルシニアに向けて全国各地の旅行情報やお得な現地の情報をお伝えしていますので、ぜひ活用してください。
「旅行」について検索|GoldenYears

旅行に出かけるときのファッションは、どこへ旅行するか、旅行先で何をするかによって何を着ていいかが変わります。

旅行先のTPOに合せたファッションについては以下の記事で男女別に詳しく解説していますので、そちらも参考にしてください。

travelimage 旅行先のTPOに合わせた60代ファッションとは?ポイントを男女別に解説

まとめ

ワインを楽しむカップル

今回は何を着ていいかわからない60代の男性と女性に向けて、自分に似合うファッションの選び方について解説しました。

たとえ60代になっても、いつまでもおしゃれ心を忘れず、スタイリッシュな60Overを目指しましょう。


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