【Excel版】エンディングノート(終活ノート)

60歳過ぎてからの仕事の探し方|女性におすすめの仕事5選

シニア女性 

この記事のサマリ
  • ハローワークやシルバー人材センターで仕事が見つかる
  • 主婦のスキルを活かせる仕事なら未経験でも即戦力になれる
  • 資格を持っていれば事務職でも働くことが可能
  • 老後に不足する金額を逆算して労働日数を決めることが大切

「人生100年時代」というワードもすっかり浸透し、60歳を過ぎてからもまだまだ働き盛りの女性も多いでしょう。

しかし、「どうやって仕事を探せばいいのか分からない……」とお悩みの方もいるのではないでしょうか?

そこで今回は60歳を過ぎた女性向けの仕事の探し方と、仕事探しのポイントをご紹介します。

60歳を過ぎた女性向け|仕事の見つけ方

パソコン スマホ

ハローワーク

定番なのは、ハローワークでの仕事探しでしょう。60歳を過ぎたシニア向けの案件について職員と相談しながら探すことができるほか、自分でパソコンを使って探すことも可能です。

仕事探し用のパソコンの操作方法はタッチパネル方式で単純なため、普段スマートフォンやパソコンを使わない人でも操作できるでしょう。

また2018年4月からハローワークに「生涯現役窓口」が設置されています。65歳以上のシニア世代の採用を積極的に行う企業の求人情報の提供が行われているため、働く意思があれば積極的に利用してみましょう。

出典:ハローワーク|「生涯現役支援窓口」のご案内

定年後再雇用

定年まで長く勤めた人の場合、会社に「定年後再雇用」の制度があれば利用してみるのも選択肢の1つです。

企業は高年齢者雇用安定法という法律によって「定年年齢65歳までの引き上げ」「65歳までの継続雇用制度の導入」「定年の廃止」のいずれかを導入する義務があります。

また2021年4月からは、定年年齢を70歳まで引き上げる努力義務が企業に課されることが決まっています。

今までの業務とは違う職場に異動する可能性がある、正社員雇用ではなくなる、賃金がダウンするなどのデメリットもありますが、それでも若い時から知っているメンバーと慣れた会社で仕事を続けられます。

給与の下がる分については「高齢者雇用継続給付」などの公的制度を活用することで、下がった分の一部を補てんすることも可能です。

高年齢者雇用継続給付について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。

→GYリンク「再雇用時の給与年収はどのくらい変化する?最低賃金も確認」

シルバー人材センター

シルバー人材センターは、高年齢者の経験や能力を活かせる仕事を官公庁や民間企業などから引き受けて、高年齢者の希望や適性に応じて提供する団体です。

仕事はあくまでシルバー人材センターが請け負い、会員である高齢者は仕事の実績に従って報酬(分配金)を受け取ります。

よって企業と高齢者が正社員・契約社員という雇用契約を結ばず、センターに指定された業務をこなすことになります。

単純に仕事でお金を稼ぐというよりも、健康維持や生きがいのために仕事をしたい人に向いているといえるでしょう。

60歳過ぎた女性に人気の仕事

果物 陳列

未経験でもできる仕事3選

品出し

スーパーマーケットやドラッグストアなどの売り場で不足している商品を把握し、新しく商品を補充する仕事です。

単純な仕事ではありますが、さまざまなスキルが求められます。

  • 古い商品をいったん取り出して新しい商品を奥に入れる「先入先出し」
  • 奥に引っ込んでいる商品を手前に移動させる「前出し」
  • 陳列期間が長い商品にホコリがついている場合は「掃除」

また、お客様に商品の場所を聞かれたときの商品案内まで仕事に含まれます。これらの仕事を同時に効率良くこなすことが必要です。

配属部署によっては重い商品を運搬することもあり、「体力に自信がある方」「人とのコミュニケーションが好きな方」に向いています。

清掃員

未経験でもできる人気の仕事の1つが清掃員です。

旅館やオフィスビルなどの施設内の食堂・廊下・階段・トイレなどを清掃する仕事で、若い時から主婦として磨いた掃除のスキルをそのまま活用することができます。

また労働時間は1日3~4時間程度で、体力を使う仕事でありながら無理せず働けます。

軽作業

ひとくちに軽作業といっても仕事内容は多岐に渡りますが、主には梱包、仕分け、検品、在庫管理などがあります。

勤務先として代表的な場所は「工場」でしょう。

ベルトコンベアーで流れている製品を計量して異物・不良品を目視で確認しながら梱包して出荷場に流していきます。

パソコンなどのスキルは必要なく、1つのことを黙々と行うことが好きな人には特に向いています。

一方、職場によって休憩以外の時間は立ちっぱなしになることもある点には注意が必要です。

過去の経験を活かせる仕事2選

事務職

現役時代に会社の経理や総務で働いた経験がある場合、事務職として働くことも可能です。

特に「日商簿記」の資格を持っている場合はシニア世代であっても重宝されるでしょう。

体力的な負担が少ない点もメリットです。仕事は「書類作成」「パソコンへの入力」「電話の対応」などが中心で、体力仕事に自信がない人に向いています。

家事代行

いわゆる「家政婦」の仕事です。共働き世帯が増えていることから需要が大きく、働く時間も2~3時間程度とフルタイムで働く必要がないことも特徴です。

掃除や片付けは長年培った家事のスキルを思い切り活かせるほか、「保育士」などの資格があればベビーシッターとしても活躍できるでしょう。

60歳を過ぎた女性の仕事探しのポイント

ポイント

長く安定して働けるか

60歳以降も働く目的は人それぞれですが、大和ネクスト銀行の「働くシニアの仕事と生活に関する実態調査」によればシニアで働く目的は以下のとおりです。

シニアが働く理由グラフ

画像引用:大和ネクスト銀行|働くシニアの仕事と生活に関する実態調査2017

もっとも大きな目的は「日々の生活費のため」という結果でした。働いて収入を得ることで年金を65歳まで受け取るための繋ぎ、あるいは年金を受け取り始めたあとも生活を豊かにするためのお金として使えます。

そのため、60代以降の働き方は「一定の収入を安定して得ること」を重視しましょう。1日の勤務時間や勤務の内容などについて「長年勤められるか」を判断基準にして職場を決めていきましょう。

人生経験を活かせるか

60歳以降のシニアは今までの仕事経験以外にも、年齢を重ねることで得た人生経験を仕事に活かせるのが強みです。

女性であれば子育てや介護、家事など専業主婦時代に磨いたスキルを現場で活かせることもあります。

特別な資格がなくても「シニア」「主婦」である経験が活かせる職場を選ぶことで即戦力になれるでしょう。

体力的に問題ない仕事か

60代で以降の仕事で重視したいポイントは、「体力的な負担をいかに減らしながら働くか」ということです。

現役時代と比較すると長時間の仕事よりも、週に2~3日あるいは短時間で働けるパートの仕事が向いているといえます。

一方で、働く時間帯については融通が利くというシニア世代ならではの強みもあります。子育てが終わっていれば早朝や夕方以降など、子育て世代が働くのが難しい時間を選ぶことが可能です。

早朝や夕方以降であれば時給が高いこともあり、短時間でも効率的に収入を得られるでしょう。

必要なお金を逆算して働く日数を決める

最低限の生活に必要な費用は月約22万円

生命保険文化センター「生活保障に関する調査」によると、高齢夫婦2人で老後を過ごすために必要な最低生活費は「22万1,000円」です。

さらに、ゆとりをもった生活には最低生活費に追加で14万円が必要となっています。

出典:生命保険文化センター|令和元年度生活保障に関する調査

厚生年金保険・国民年金事業年報によれば、国民年金のみ受け取る人と厚生年金と国民年金を受け取る人、それぞれの平均額は以下のとおりです。

  • 老齢基礎年金:5万5,809円
  • 老齢厚生年金:14万5,865円

出典:厚生労働省|平成30年度「厚生年金保険・国民年金事業年報 」22P、44P

夫が老齢厚生年金、妻が老齢基礎年金を受け取る場合、2人の年金額を合わせると最低限度の生活に必要なお金の大体はカバーできる計算です。

一方でゆとりある生活に14~15万円ほど不足します。14~15万円のうち夫の収入で不足する分を稼げるように計算して、労働日数を決めておくと良いでしょう。

まとめ

今回は60歳を過ぎた女性向けの仕事の探し方と、仕事探しのポイントを解説しました。

長い間主婦として培ってきた家事のスキルを活用できる職場であれば、未経験であっても即戦力として活躍できます。また、若いころに日商簿記などの資格を取得して実務経験があれば、事務や経理の仕事を見つけることもできるでしょう。

最適な仕事を見つけるために、まずはご自身の体力や希望する金額を明確にしておきましょう。

3つライター紹介 | 高柳政道 Takayanagi Masamichi
1級ファイナンシャル・プランニング技能士。老後に安心して暮らすための知識とノウハウを紹介いたします。

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