マイナンバーカードとキャッシュレス決済を普及させることを目的とした「マイナポイント制度」。
最大5,000円が還元される第1弾が終了し、現在は第2弾として最大2万円分のポイントが付与されるようになっています。
まだマイナポイントを申請していない方のなかには「いつまでに申し込むの?」「手続きはどうやるの?」といった疑問を持っている人もいるでしょう。
今回はマイナポイントの概要や受け取れるポイントの中身、申請手続きの流れなどについて紹介します。
目次
マイナポイントとは
マイナポイントは、総務省が実施している「マイナンバーの取得者を対象にした、ポイントを付与するキャンペーン」のことです。
対象になるキャッシュレス決済からポイントを付与するサービスを選び、手順に沿って申し込むことでキャッシュレスサービスのポイントが付与されます。
受け取ったポイントは支払いに利用できたりカード代金のキャッシュバックが受けられたりします。
対象になるキャッシュレスサービスには、以下のようなものがあります。
- QRコード決済(〇〇Pay)
- 電子マネー(交通系ICカード含む)
- クレジットカード など
政府は2022年度までに「ほぼすべての国民にマイナンバーカードをいきわたらせる」ことを目的にしています。
今後は「健康保険証や運転免許証との一体化」をはじめ、ますます必須の存在になるマイナンバーカード。マイナポイント施策があるお得なうちに作っておきたいものです。
マイナポイント第2弾の内容
マイナポイントは第1弾の付与施策がすでに終了していますが、2022年12月現在は第2弾を実施しています。
取り組みの内容は以下のとおりで、マイナンバー保有者に最大20,000円分のポイントが付与されます。
①決済サービスの利用・チャージ額に応じて最大5,000ポイント
マイナポイントに申し込んだ後、買物やチャージを行った場合に利用金額の25%が決済サービスのポイントとしてキャッシュバックされる施策です。
上限である20,000円のチャージまたは買い物をすることで、最大5,000円のポイントが付与されます。
注意点は「一度選択したポイントは変更できない」という点です。
普段使わないキャッシュレスを選択すると使い切るのが難しくなるため、普段自身が使っているキャッシュレス決済サービスの中でも使える場所が多いものが候補になるでしょう。
なお、この施策はマイナポイント第1弾の内容と同様です。すでに第1弾で5,000ポイントを受け取っている方は対象外になります。
残り2つの施策は第1弾ではなかった取り組みであり、第1弾のときにマイナンバーカードを作った方であっても申請することができます。
②健康保険証としての利用申し込みで7,500ポイント
2021年10月から、マイナンバーカードが「健康保険証」として利用が可能になりました。
マイナンバーカードを健康保険証にすることで、以下のようなメリットを享受できます。
- 医療保険者が同じであれば、就職や転職、引っ越しをしても使い続けることができる
- 異なる医療機関でも薬剤等の情報を共有できる
- 限度額適用認定証がなくても高額療養費制度における限度額を超える支払が免除される
手に入れたマイナンバーカードを健康保険証として利用できるように申し込むと、7,500円分のマイナポイントが付与されます。
マイナポイント第2弾が始まるよりも前に、マイナンバー健康保険としての利用申し込みをした方も対象です。
③公金受取口座の登録完了で7,500ポイント
公金受取口座登録とは、「今後発生する可能性のある給付金受け取り」のために預貯金口座情報を任意で登録する制度のことです。
自身の口座をデジタル庁に登録したうえで、マイナポイントに申し込みすると7,500ポイントが付与されます。
マイナポイント取得までの流れ
マイナポイントを獲得するまでの流れは、「マイナンバーカードの取得」、「マイナポイントの申し込み」という流れで進んでいきます。
マイナンバーカードを取得
まず、自治体に申請してマイナンバーカードを作成しましょう。
マイナポイントの還元を受けるには、「マイナンバーカード」「マイナンバーカード作成時に登録したパスワード」が必要です。
マイナンバーカードは個人番号通知書と写真があれば、スマホからでもパソコンからでも申請手続きが行えます。
なお、マイナポイントを受け取るためには申請期限内に自治体にマイナンバーカードの申請をする必要があります。2022年12月現在の申請期限は「2023年2月末」です。
マイナンバーカードの作成方法については以下の記事で詳細にまとめているので、これから作成する方は参考にしてみて下さい。

マイナポイントの申し込み
マイナンバーカードを作成した後は、マイナポータルからポイントを受け取りたいキャッシュレスサービスを選択しましょう。
あるいはサービスの側からマイナポータルにアクセスし、受け取るポイントを選択する場合もあります。
マイナポイントの申し込みの際、マイナンバーカードの健康保険証としての登録や公金受取口座の指定も同時に行えます。
達成条件に合わせてポイント付与
手続きが全て完了したあと、マイナポイントに申し込んだキャッシュレス決済サービスのポイントが受け取れます。
QRコード決済や電子マネーであればお店での支払いに利用でき、クレジットカードであれば支払い金額に充当することが可能です。
ポイントを受け取るタイミングは選択したキャッシュレスサービスによって異なるため、気になる場合はキャッシュレスサービスの窓口に問い合わせましょう。
いつまでにマイナンバーカードを作ればポイントがもらえる?
マイナンバーカードの申請期限は2022年12月まででしたが、2023年2月末に延長されました。
マイナポイントの申込期限については別途設定される点に注意が必要です。
「2023年2月末までにカード申請した人が適切にポイントを申し込めるような新しい期限を設定する」とされていますが、具体的な期限は現状では不明です。
2022年12月現在、マイナンバーカード申請の再延長などの情報はありません。
それぞれの期限を過ぎると、せっかくマイナンバーカードを作ってもマイナポイントを受け取ることができなくなります。
マイナンバーカードができるまでに申請から1ヶ月程度の時間がかかるため、マイナポイントを受け取るためにも、できるだけ早くに申請しておきましょう。
マイナポイントはどこで交換するべき?
一度マイナポイントに申し込んだキャッシュレス決済は原則変更できないので、ポイントを付与するキャッシュレスサービスは慎重に決めましょう。
「Suica」は1,000ポイント追加される
マイナンバーを作ることで受け取れるマイナポイントとは別に、還元ポイントを上乗せできるキャンペーンを行っているキャッシュレス決済がおすすめです。
有名どころでは、交通系ICカードの「Suica」があります。
マイナポイントで最大20,000円分のJREポイントが付与されるうえ、Suicaの独自キャンペーンの条件達成で1,000ポイントが付与されます。
さらに毎月抽選で10,000ポイントが当たるのも魅力です。早く申し込むほど当選のチャンスが上がり、当選確率が最大5倍になります。
参考 マイナポイントをJRE POINTで受け取ろうJRE POINT使える場所が多い「PayPay」「クレジットカード」もおすすめ
Suicaのように、マイナポイントに追加して独自ポイントが付与される決済サービスを選ぶのがお得なのは間違いありません。
ただ、JR東日本の圏外に住んでいるなど、普段はSuicaを利用しない方が作っても使い勝手が良くありません。
無理に上乗せポイントをもらえるサービスではなく、普段使っているキャッシュレス決済に紐づけるのもおすすめです。
QRコード決済でいえば、「PayPay」の使い道が広くておすすめです。コンビニやスーパーはもちろん、百貨店、ネットショップなどで使えるためポイントの使い道に困りません。
まとめ
マイナポイント事業第2弾では、マイナンバーカードを保有している方に最大20,000ポイントが付与されます。
マイナポイントの申請期限は決まっていませんが、カードを作らない限りは申請することができません。マイナンバーカードの作成には1ヶ月程度の時間がかかるため、できるだけ早めに申請手続きを始めてみましょう。

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