【Excel版】エンディングノート(終活ノート)

夫婦合作でエンディングノートを作成|おすすめのタイプと書き方・注意点

結婚指輪

この記事のサマリ
  • 夫婦一緒にエンディングノートは作成できる
  • 夫婦のタイプ別に合作・別々どちらがおすすめかが異なる
  • 夫婦合作エンディングノートは配偶者への配慮が必要
  • 夫婦合作エンディングノートの作成はパソコンソフトがおすすめ

夫婦のなにげない会話に「終活」の言葉が登場してきたら、エンディングノートを書き始めるチャンスです。

1人ではなかなか手を出せないエンディングノートも夫婦一緒なら始めやすくなります。

エンディングノートは夫婦で1つのノートを使用しても良いのでしょうか。

今回は夫婦で作るエンディングノートについて解説します。

夫婦でエンディングノートは書ける?

2人のシルエット

夫婦が1つのエンディングノートを一緒に書いても大丈夫です。

1人に1冊が基本になっている市販品のエンディングノートを見慣れた方だと「エンディングノートは1人ずつ必要じゃないの?」と不思議に思うかもしれませんが、エンディングノートには個別に書かなければいけないとの決まりはありません。

事実婚・同性婚でも書ける

本記事における「夫婦」とは婚姻届を提出した法律上のご夫婦だけでなく、事実婚・同性婚のパートナーもご夫婦に含みます。

もちろん事実婚・同性婚のパートナー同士でのエンディングノート作成も可能です。

なお、事実婚のパートナーに対して遺贈の手続きを取れば遺産をゆずることもできます。遺贈については以下の記事も参考にしてください。

image-bequest 遺贈とは?相続や死因贈与との違いを分かりやすく解説

遺言書は夫婦一緒には書けない

エンディングノートは夫婦合作で書けますが、遺言書は夫婦連名で作成できません。

法的に有効な遺言書には細かい決まりがあり、夫と妻のそれぞれが法律にのっとった形式で作成する必要があります。

夫婦の遺言書に関しては以下の記事も参考にしてください。

肩を組み木々の中の道を散歩する夫婦の後ろ姿 子供のいない夫婦こそ「遺言書」が必要!書き方・文例・注意点まとめ

夫婦合作エンディングノートのメリット

仲良しカップル

夫婦で1つのエンディングノートを作り上げる作業には、以下3つのメリットがあります。

  1. 夫婦間の会話が増える
  2. 同一項目の記載が一度ですむ
  3. 財産情報の相互把握ができる

夫婦間の会話が増える

長く連れ添ったご夫婦だと会話する機会がだんだんと減り、多くの既婚者が配偶者との会話が足りないと感じています。

夫婦間の会話理想と現実

画像引用:NHKクローズアップ現代+|夫婦の会話アンケート調査

エンディングノートを夫婦一緒に作ることで再び共通の話題ができ、これから共に過ごす人生についても語り合う機会が増えます。

財産情報の相互把握ができる

預貯金や保険などの財産情報を配偶者にまかせっきりにしている夫、あるいは妻は少なくありません。

エンディングノートを一緒に作れば大事な財産情報を夫婦とも把握できるようになり、老後に向けてのマネープランもあわせて検討できます

同一項目の記載が一度ですむ

葬儀に呼びたい親類縁者の連絡先や、墓や葬儀の希望、かかりつけ医の名称などは同居夫婦の場合には共通していることが多いです。

夫婦合作のエンディングノートであれば、共通している項目の記載は一度で済みます。

夫婦合作エンディングノートのデメリット

夫婦で一緒に作るエンディングノートにもデメリットがあります。

今度は夫婦合作エンディングノートの作成で考えられるデメリットを確認しましょう。

不仲・離婚の可能性がある

日本の離婚率はこの50年近くで2倍以上も増加しており、今の時代は一度結婚したら必ず添い遂げるとまでは言い切れなくなっています。

離婚件数の推移

画像引用:厚生労働省|平成21年度「離婚に関する統計」

仲良くエンディングノートを書いていた夫婦も後々に不仲になるかもしれず、一緒のエンディングノートを継続できない可能性も理解しておきましょう。

ただし離婚した際にはどちらにしても過去のエンディングノートは意味をなさなくなるため、夫婦合作でも別々でも大きな違いはありません。

秘密を保持できない

夫婦合作のエンディングノートに記載された情報はすべて配偶者の目に触れます。夫もしくは妻が隠しておきたい秘密があっても明らかになる可能性は大です。

夫婦と個人の切り分けがしづらい

エンディングノートを書いた当人にとってはわかりきった話でも、それを読む第三者にとっては夫と妻のどちらの情報か判断できません。

葬儀に呼びたい友人・知人の名前を年賀状の宛先リストからコピーするときなどは、どちらの関係者なのかただし書きが必要です。

夫婦のタイプにより判断しよう

ハートを持つ男女

上記のメリット・デメリットを踏まえて、ご夫婦のタイプ別におすすめの方法を分けてみました。

なお、以下の区分けは一般的な傾向ですので、該当するタイプのご夫婦が必ず合作または別々にエンディングノートを作成しなければいけないということではありません。

夫婦合作がおすすめの夫婦タイプ

夫婦合作エンディングノートがおすすめの夫婦タイプは以下のとおりです。

後期高齢者夫婦

医療や介護の必要性が増してきた後期高齢者夫婦は、ケアマネージャーや利用中の介護施設などの共通項目が多くなっています。

最低限の項目のみ押さえたい夫婦

緊急時の連絡先保険情報など万が一の際にどうしても必要なことだけを押さえておきたいご夫婦は、2人で1つのエンディングノートで十分に用が足ります。

夫婦別々がおすすめの夫婦タイプ

別々にエンディングノートを作成した方が望ましい夫婦タイプは以下のとおりです。

共働きの夫婦

別々の仕事をしているご夫婦では、それぞれに違うコミュニティが形成されているため、別個に書く項目が多くなります。

遺言書を作成した夫婦

遺言書は夫婦それぞれが個別に作成するため、エンディングノートも別々にしておいた方が閲覧する方がわかりやすいでしょう。

夫婦合作エンディングノートの書き方

コーヒーを飲みながら会話する男女

ここからは夫婦の共同作業としてエンディングノートを作成する際の流れを説明します。

一般的なエンディングノートの書き方は以下の記事を参考にしてください。

エンディングノート エンディングノートの書き方丸わかり|書く人のケース別に重要な項目を解説
STEP.1
話し合い
夫婦2人の意向が同じでないと片一方にとって不満足なエンディングノートになりかねません。老後や終末期、死後にどのような希望を持っているか十分に話し合いましょう。
STEP.2
試し書き
冊子の市販品ノートならコピーをとり、パソコンで作成する場合はフォーマットを複数枚印刷して、それぞれ別個に試し書きをしましょう。2人の試し書きを照らし合わせることで、記述漏れや記憶違い、またお互いの意向のズレがはっきりします。
STEP.3
本文作成
記述内容に相互が納得したら実際のエンディングノートに記入します。お互いのすりあわせができなかった項目については無理に書かず「検討中」もしくは空白のままでも構いません。
STEP.4
見直し後完成
書き終えたエンディングノートをもう一度2人で見直し、訂正箇所や再考すべき点がないかを確認します。修正箇所がすべてなくなれば作業完了です。

夫婦合作エンディングノートの注意点

注意点

自分1人なら好きなように書けるエンディングノートも、夫婦合作となると配偶者に対する配慮が必要になります。

夫婦合作エンディングノートを作成する際には以下2点に気をつけましょう。

更新は必ず2人で

書き上げたエンディングノートを夫と妻のどちらかが勝手に更新してしまうと、修正や削除された項目は相手が把握できなくなります。

たとえ口頭で了解を得たとしても、人の記憶は薄れやすいものです。エンディングノートの更新は2人揃って行うのを原則としましょう。

互いの意思を尊重しよう

夫婦のパワーバランスがどちらに傾いているかにより、作成するエンディングノートも片一方の意向を強く反映しがちです。

どちらかが相手を従えるのではなく、お互いの意思を尊重しあいましょう。

夫婦合作の場合はパソコン作成がおすすめ

エンディングノートを夫婦合作で作成する場合は、夫婦に共通する項目とそれぞれ別に書かなければいけない項目が混在します。

市販品のエンディングノートは基本的に単独利用が前提であるため、2名分を一緒に書けません。またスマホアプリについても同じです。

夫婦合作エンディングノートを作成する際には、パソコンでの作成を前提としたフォーマットを利用することをおすすめします。

パソコンソフトであれば基本のフォーマットからページ・シートのコピーや項目の変更ができ、夫婦オリジナルのエンディングノートにカスタマイズできます。

当サイトでもExcel版エンディングノートを用意していますので、自分たち専用のエンディングノートにブラッシュアップしてください。

【Excel版】エンディングノート(終活ノート)ダウンロードページ

まとめ

手を繋ぐ新婚カップル

今回は夫婦で作るエンディングノートについて解説しました。

夫婦が共同でエンディングノートを作る作業は、結婚してから今までの歴史を振り返る作業です。

これまでの思い出を夫婦仲良く思い出しながら、互いを愛しむ気持ちを新たにできると良いですね。

ライター紹介 | 杉田 Sugita

認知症サポーター。父母の介護と看取りの経験を元にした、ナマの知識とノウハウを共有してまいります。


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